2013年9月議会 賛成討論(補正予算修正案)
議案第93号 平成25年度宝塚市一般会計補正予算(第4号)に対する修正案に賛成、残る原案に賛成の立場で討論します。
報道でもあったように、ある議員の一般質問に対し、「しっかりとした整備をして、将来はトップアスリートが訪れる施設にしたい」と言う趣旨の答弁がされました。
「トップアスリートが訪れる施設」と言った内容は、ほんの2週間前に行われた総務常任委員会では説明もありませんでした。
そもそも、このグラウンドの購入は「スポーツ施設やグラウンドが少ない」との市民からの数多くの要望がもとになっているはずです。
その要望にこたえて「グラウンドの確保を」という姿勢を否定するものではありません。ですから、私は委員会では同様の修正案には反対をしました。
しかし、「トップアスリート云々」という答弁は「市民のため」という根本から外れたものとなっています。
また「将来ビジョンを作っていくための第一歩として整備する」という趣旨の発言から考えると、「夢として」「将来的には」という意味での発言であったかのもしれません。しかし、これは将来のビジョンはまだボヤっとしているけれど、とりあえず第一歩は踏み出すということであり、確固とした足取りではありません。
この「目の前にぶら下がるものに、とりあえず飛びつく」かのような姿勢はまさに、「理念なきまちづくり」の象徴といえます。
理念なきまちづくりが生み出すものは、将来における都市価値の破壊であり、取り返しがつくものではありません。
以上のことより、一度立ち止まって考えることは必要と考え、本修正案に賛成し、残る原案に賛成します。